GK山下杏也加(2024年2月28日撮影)

WEリーグのINAC神戸は9日、パリオリンピック(五輪)サッカー女子日本代表GKの山下杏也加(28)がイングランドのマンチェスター・シティーに移籍すると発表した。

山下はクラブを通じ「このたび、海外に挑戦することを決めました。2019年フランスワールドカップを経験し、海外に今すぐにでも行ってサッカーしたいと言う欲が出てきました。しかし、その欲も言葉の壁や世界的にみてGKとしては背の低い自分が通用できるのかと自問自答しながら、その気持ちは年々と薄れていきました。いつの間にか28歳になり、友人の引退やセカンドキャリア、『最後の〇〇』を耳にする事が増え、年齢というただの数字と最後を最後にしないように踏ん張りたいと思うようになりました。今でも自分が予想してた未来とかけ離れているので信じられていないです。

今シーズンに感じた、ここからシュートをしないだろう、この角度からクロスはあげないだろう…という体に染みついた悪い慣れをなくし、海外挑戦でさらにレベルアップしていきたいと思います。

最後になりますが、INAC神戸で初めての移籍をして、いろいろな人たちと触れ合えた3シーズンはこれからの人生に生かしていきたいと思います。

熱い応援をしていただきありがとうございました」と長文のメッセージを寄せている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 パリ五輪代表GK山下杏也加のマンC移籍を発表 心意気あふれる長文退団メッセージが熱い