レアル・マドリード(ロイター)

レアル・マドリードのブラジル代表FWロドリゴ(23)が、マンチェスター・シティーへ行く意思がないことをスペイン紙アスが9日に報じた。

以前よりロドリゴを狙っているマンチェスター・シティーは今夏、アルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスのアトレチコ・マドリード移籍が濃厚になったことで、莫大な資金を持って、その代役を探しに動いているとのことだ。

当然その候補の一人としてロドリゴが挙がるが、本人はRマドリードとの28年までの契約に満足しているので退団するつもりはなく、移籍話など一切聞きたくないという。そのため、たとえグアルディオラ監督が個人的に電話をかけて説得にあたったとしても、ロドリゴがマンチェスター・シティーに行くことを考えることはないと同紙は伝えている。

また、同紙によると、ロドリゴは「Rマドリードが世界最高の攻撃陣を構築するために5年前から段階的に実行してきた線密なプランの一部」であり、「クラブにロドリゴのような選手を失うというシナリオはあり得ない」とのことだ。

財政的に余裕のあるRマドリードにロドリゴを売却する必要はまったくなく、ロドリゴの契約解除金は10億ユーロ(約1600億円)に設定されている。そのため引き抜きを目論むクラブはその金額が必要となる。

19年夏のRマドリード加入から5年が経過した今、ロドリゴはアンチェロッティ監督に全幅の信頼を寄せられ、チームで重要な地位を築いている。イタリア人指揮官は今季、システムをかつて大成功を収めた4-3-3に戻すつもりだが、ロドリゴは右ウイングでプレーし、新加入のエムバペ、ブラジル代表で同僚のビニシウスとともに3トップを形成する可能性が高い。(高橋智行通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 Rマドリードのロドリゴ、マンチェスターC移籍の意思なし エムバペ、ビニシウスと3トップ形成