藤尾翔太(2024年7月24日撮影)

<明治安田J1:C大阪0-0町田>◇第25節◇7日◇ヨドコウ

首位FC町田ゼルビアが、中断明け初戦のセレッソ大阪戦に引き分けた。通算15勝5分け5敗の勝ち点50で首位は守っているが、2位鹿島アントラーズには勝ち点3差に迫られた。

その中でパリオリンピック(五輪)代表として、日本のベスト8進出に貢献したFW藤尾翔太(23)は帰国即フル出場。古巣C大阪の本拠地ヨドコウでのプレーは初めてだった。

「五輪は終わったこと。忘れてJリーグに専念したい。僕は燃え尽きていないし、むしろ不完全燃焼だった」と、五輪でのプレーを振り返った。

シュートは3本放ったものの不発に終わり、背番号9は「このスタジアムに来たのは初めて。いい雰囲気だった」とし「C大阪からゴールを決めたいと思っていたので、悔しい」。同じ五輪代表だったC大阪DF西尾隆矢(23)にも、ゴール宣言していたという。

黒田剛監督(54)も藤尾に対し「90分走れる選手は、そうそういない。C大阪が古巣だから彼の思いに応えたかった。90分、ピッチに置いておくのは意味のあること」と絶対的な信頼を示した。

今夏はFW平河悠(23)がイングランド2部ブリストルに期限付き移籍。この試合では、名古屋グランパスから完全移籍したFW相馬勇紀(27)や、湘南ベルマーレから期限付き移籍したDF杉岡大暉(25)も先発でデビューした。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【町田】藤尾翔太「むしろ不完全燃焼」パリ五輪の思いをフル出場で古巣C大阪にぶつけるも不発