富士フイルム・スーパー杯の会場に掲げられるJ2大宮のエンブレム幕=2022年2月12日

J3大宮アルディージャは6日、エナジードリンク事業で成功するレッドブル(本社オーストリア)にNTT東日本が所有するクラブの株式100パーセントを譲渡すると発表した。株式譲渡は2024年9月。

レッドブルは豊富な資金力をもとに、オーストリア1部レッドブル・ザルツブルク、ドイツ1部ライプチヒ、ブラジル1部のレッドブル・ブラガンチーノなどを運営し、F1にもチーム参戦するなどスポーツ業界での活躍が目覚ましい。

大宮は「クラブが積み重ねてきた26年の歴史をベースに積極的に新たな挑戦を行っていくことで『継続と発展』を示し、クラブ理念の実現と成長循環型クラブとしての取り組みをより加速させて行きます」などとコメントしている。

大宮は埼玉県さいたま市をホームタウンとするプロサッカークラブ。前身は1969年に結成された「電電埼玉サッカーチーム」で、その後「電電関東サッカー部」「NTT関東サッカー部」とチーム名を変更。1998年に大宮市(当時)をホームタウンとする「大宮アルディージャ」がプロサッカークラブとして誕生し、今年で26シーズン目を迎えている。21年には日本初の女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)へ参戦する大宮アルディージャVENTUSも創設している。

今季はJ3を戦っているが、現時点で2位のFC今治に勝ち点11差を付けて首位。来季のJ2復帰へ白星街道を突き進んでいる。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【大宮】レッドブルに全株式を売却「積極的に新たな挑戦」欧州やブラジルでクラブ運営にF1も