ゴールを決めたフランス・マテタ(ロイター)

<パリオリンピック(五輪):サッカー・フランス3-1エジプト>◇5日◇男子準決勝◇リヨン競技場

五輪サッカー男子フランスがエジプトを延長戦の末、3-1で下し、スペインの待つ決勝に進んだ。

開催国が下馬評通りにファイナルに駒を進めた。1次リーグを無失点の3戦全勝で勝ち上がったフランスは、準々決勝で南米の強豪アルゼンチンを破り、4強入り。アフリカの雄との一戦で先制を許した。

前半をスコアレスで折り返すも、後半17分に失点し、今大会初めてリードを奪われた。

その後も得点がなかなか奪えず、終盤まで試合が展開。年齢制限のないオーバーエージ(OA)が、その役割を果たした。同33分、大会前の強化試合で日本を苦しめた身長192センチのFWジャンフィリップ・マテタ(27=クリスタル・パレス)がゴール。土壇場で同点に追いついた。

90分間では決着が付かず、延長戦に突入した。すると延長前半2分に相手DFが2枚目の警告で退場。1人多いフランスがより優位に試合を進め、同9分に再びマテタが得点して逆転に成功。同後半3分にはドイツ1部の強豪バイエルン・ミュンヘンへの加入が決まっているMFミカエル・オリセ(22)が3点目を奪って勝負を決めた。

フランスは地元の応援も背に、84年ロサンゼルス五輪以来4年ぶりの優勝を狙っている。9日の決勝では同じ欧州のスペインと戦う。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【サッカー】フランスがマテタの2得点などでモロッコ下し決勝進出 スペインと世界一決定戦へ