MF谷川萌々子(左)とDF古賀塔子(2024年7月9日撮影)

米国に惜敗し準々決勝で敗退したサッカー女子日本代表なでしこジャパンが5日、羽田空港に帰国した。

DF古賀塔子(18=フェイエノールト)は、米国戦で再三の好守備でチームを救ったが、延長戦でベンチに下がった。1次リーグのナイジェリア戦はベンチ外。その理由が発熱だったことを明かした。

パリでのブラジル戦後に38度を超える高熱を患った。「結構、きつかった」。ブラジル戦はパリ。選手村に入ったが、選手村は風邪がまん延しており、感染対策の注意喚起が促されていたという。食事会場にも十数分歩き、栄養面も、チーム専属シェフの食事に比べたら物足りなさは否めなかった。古賀は「コンディション調整が難しかった」。何とか米国戦には間に合わせたが、120分戦うコンディションではなかった。 ブラジル戦でスーパーミドル弾を決めたMF谷川萌々子(19=ローセンゴート)も発熱し、準々決勝の米国戦はベンチ外だった。そのほかにも、体調を崩した選手がいたという。米国戦前は選手村に入らず、組織委員会が用意したホテルに宿泊できた。

コンディション管理は難しかったが、選手村では他競技の選手と交流する楽しみもあったという。古賀はテニスの錦織圭、男子バレーボールの石川祐希、西田有志らと、MF守屋都弥は男子バスケットのホーキンソンと記念撮影をした。4年後のロサンゼルス五輪で、選手村でのコンディション調整は今後の課題の1つになりそうだ。【岩田千代巳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【なでしこ】米国戦ベンチ外のDF古賀塔子は発熱だった 風邪流行の選手村でMF谷川萌々子も発熱