試合終了時に口論するフランスとアルゼンチンの選手ら(AP)

<パリオリンピック(五輪):サッカー・フランス1-0アルゼンチン>◇3日◇男子準々決勝◇ボルドー競技場

因縁の対決後、乱闘が起きた。男子サッカー準々決勝で、地元フランスが、アルゼンチンに1-0で競り勝った直後だった。ピッチに両チーム選手やコーチングスタッフまで加わって、もみ合い、突き合いの乱闘が起きた。

発端は、先月行われた南米選手権決勝戦の直後だった。コロンビアに勝って優勝したアルゼンチン選手団が、宿舎に戻るバスの中で、フランス代表を侮辱するような応援歌を歌った。その映像が、選手のSNSで生中継され、世界中に広がった。歌の内容は「彼らはフランス代表だが、彼らの親はアンゴラ出身。パパはナイジェリア、ママはカメルーン出身だ。でも彼らのパスポートはフランス」のようなもの。

試合後、フランス代表アンリ監督は「最後に起きた騒動に関して、謝りたい。これは私が望んだものではない。統制できなかった」と頭を下げた。この騒動で、MFエンゾ・ミロがレッドカードをもらったため、少なくても、準決勝のエジプト戦は出場できない。同監督は「退場者が出たことは、何の得にもならない。(勝利も)うれしくない」と続けた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【サッカー】もみ合い&突き合い 終了直後、因縁のフランスとアルゼンチンがピッチ上で乱闘