Ｓランス伊東純也「点を取って欧州リーグ圏内を」新シーズンへ意欲 神戸戦で65分間プレー

神戸対スタッド・ランス　後半、クロスを上げるスタッド・ランス伊東（撮影・藤尾明華）

＜親善試合：神戸1－0スタッド・ランス＞◇3日◇ノエスタ◇観衆2万103人

フランス1部スタッド・ランスがヴィッセル神戸とジャパンツアーの最終戦を行い、0－1で惜敗した。

SランスFW伊東純也（31）は右ウイングの位置で先発。後半11分に右サイドを突破してマイナスのクロスで決定機を演出し、同15分にはFW中村敬斗（24）のボレーを呼び込むクロス。その1分後には相手の隙を突いてミドルを放つなど存在感を見せた。

同20分までプレーした伊東は、中2日での試合もこなしたジャパンツアーを終えて「もうちょっと良いコンディションで、良いプレーを見せたかった。これから見せられるように頑張りたい」とハードな日程を振り返りながらも、日本でのプレーを楽しんだ様子。2週間後に迫るフランス・リーグアン開幕に向けては「個が重視されるので、そこで上回っていけるように、プレーで見せていければ。去年は全然点をを取れていないので、今年は点を取って欧州リーグ圏内を目指していきたい」と意気込んだ。

新シーズンに向けて、Sランスは新指揮官にルカ・エスネール監督（42）が就任。新監督からは自由を与えられている部分もあるというが伊東は「守備もやりつつ、攻撃でパワーを使わないといけないので、そこで違いを出せるようにしたい。ある程度タスクをこなしながら、いいポジションを取って、カウンターにつなげられればいいかな」と攻守両面での貢献をイメージした。

9月には26年W杯北中米大会出場を懸けた最終予選が始まる。日本代表への復帰への思いについて問われた伊東は「変わらない感じですけど、普通にプレーして、落ち着いたらっていう感じです」と話した。