日本対スペイン 試合後、号泣する小久保(AP)

<パリオリンピック(五輪):サッカー・日本0-3スペイン>◇2日◇男子準々決勝◇リヨン競技場

【リヨン2日=佐藤成】日本が準々決勝でスペイン代表に0-3で敗れ、8強で敗退した。

1次リーグ3戦無失点だった守護神GK小久保玲央ブライアン(23=シントトロイデン)は、スペインMFフェルミン・ロペス(21=バルセロナ)にスーパーゴールを2発浴び、後半41分には、右コーナーキックからオーバーエージのFWアベル・ルイス(24=ジローナ)に決められ、3失点を喫した。

SNSで「国防ブライアン」と名付けられるほど好セーブを連発していた小久保は試合後、「最後までいたかった。こんな形で終わってしまってすごく悔しかった」と涙をみせた。

前半にエースFW細谷の同点弾がビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)で、足がわずかに出ていたとオフサイドとなり幻に。小久保は「あそこで追いつけていたら波に乗れていた。そこで取り消されたのが、ちょっときつい展開になった」と振り返った。

出場国で唯一オーバーエージの招集がなく、U-23で戦い抜いた。試合を重ねるごとにチームの成長を感じただけに、「最後にこういう形で足を引っ張ってしまった。いい終わり方でなかったかなと思う」と悔しさを口にし「このチーム最後なんで。けりというか、ピリオドを打って次のステージに向かいたい」と前を向いた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【五輪代表】GK小久保玲央ブライアン3失点「国防」ならず涙「最後に足を引っ張ってしまった」