幻の同点ゴールを決めた細谷真大(AP)

<パリオリンピック(五輪):サッカー・日本0-3スペイン>◇2日◇男子準々決勝◇リヨン競技場

D組を3連勝で首位通過したサッカー男子が準々決勝でC組2位のスペインに0-3で敗れ、8強で散った。前回東京大会の準決勝で敗れた相手にリベンジはならなかった。

日本は、出場16チームで唯一、年齢制限のないオーバーエージ(OA)を活用せず、1次リーグ3試合を7得点0失点の3連勝で勝ち上がった。

大岩剛監督は終了直後のインタビューで「選手たちは非常に良く頑張ってくれた。悔しい結果ですが、選手達も次を目指していいきっかけになってくれれば」と気丈に答えた。

さらに「1試合の中で、我々が支配する時間が比較的長かったので。そこでチャンスがあった中で決め切れてて…。これはたられば。90分の中で敗れた。これを次につなげたい」。

そして「ここまでのチームの時間を振り返って?」と問われると涙で言葉が出なくなった。

悔しさ。そして手塩にかけて育てたチームだけに、この試合を最後に解散することへの寂しさが胸を去来した。

「選手1人1人にどうつなげてほしいか?」と問われると、「フル代表しかない。そこを目指して成長して欲しい」と言葉を絞り出した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【男子サッカー】日本8強敗退…大岩監督、悔し涙で言葉詰まる「フル代表しかない、底目指して」