日本対イスラエル 試合終了間際、決勝ゴールを決め、笑顔で駆け出す細谷(AP)

【ナント(フランス)30日(日本時間31日)=佐藤成】東京の敵をパリで討つ。

サッカー男子日本がエースFW細谷真大(22=柏)の決勝弾でイスラエルを1-0で下し、首位通過を決めた。「国防ブライアン」ことGK小久保玲央ブライアン(23=シントトロイデン)が好セーブを連発した。現行制になった80年モスクワ大会以降、3戦全勝無失点突破は過去3チームでメダル確率は100%。2日の準々決勝は、21東京五輪準決勝で負けたD組2位のスペインと激突する。

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エースFW細谷真大(22=柏)が、待望の五輪初得点で勝利に貢献した。後半33分から出場すると、追加タイムにMF佐藤のマイナス気味の右クロスに右足で正確に合わせてゴール右のサイドネットを揺らした。「今日取れてうれしいですし、しっかりこれにいい流れを持って次も取りたい」と喜んだ。

相手のクロス対応に難があることは分析済みだった。FW藤尾がニアに入ってスペースががら空きになったところを狙い「しっかり合わせられた」とうなずいた。年齢制限のないオーバーエージ(OA)なしで躍進を続ける。得点以外でもチームを引っ張るストライカーは「自分たちが自信持ってやれている。OAがいなくてもやれているというのは証明できている」と胸を張った。準々決勝の相手スペイン撃破へ「期待に応えたい」と力を込めた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【五輪代表】エースFW細谷真大、待望の五輪初得点で勝利貢献「OAいなくてもやれている」