引退を発表した浦和興梠(撮影・野上伸悟)

浦和レッズFW興梠慎三が38歳の誕生日を迎えた31日、今季限りでの現役引退を発表した。

20年間のプロサッカー人生で忘れられないことについては、ミハイロ・ペトロビッチ監督(現J1札幌監督)との出会いを挙げた。

「僕はこの人のために頑張ろうと思える人と出会うことがすごく大切だと思っている。それがまさしく、『ミシャ』でした」。

さらに「この人のためにタイトルをとりたい。この人のために全力で戦い、勝ち点3を積み上げて良いチームにしたいという一心で、ミシャのときはやっていた。誰かのためにやっていれば、自分自身も成長すると思う。そういう出会いって大事なのかなと思う」と恩師に感謝した。

「僕もいずれは監督の道に進みたいと思っている」とし「ミシャから今まで教わってきたことを、僕が監督になったときには、それを若い選手にたたき込んで、ミシャみたいな美しいサッカーをしたい」と目指すスタイルについても語った。

「監督になるためにはいろんな経験が必要。自分が早くやりたくても、そのチームがなければできない。とりあえず、下積みから一生懸命やって、なるべく早く浦和レッズの監督にたどり着けるように頑張りたい」と語った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【浦和】興梠慎三、今後は「なるべく早くレッズの監督に…」恩師ペトロビッチ監督にも感謝