アンチェロッティ監督(ロイター)

レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(65)が今夏のプレシーズンマッチ初戦を間近に控え、「皆が残留を望んでいるので退団する選手はいない」と今季のメンバーが決定していることを明かした。

米国遠征中のRマドリードは31日、シカゴでミランと今夏のプレシーズンマッチ初戦に臨む。試合前日、アンチェロッティ監督が今季最初の記者会見に臨んだ。そのもようをスペイン紙アスが伝えている。

アンチェロッティ監督はまず、現在のチーム状況について、「選手たちが少しずつ戻ってきているので少し特殊な状況だ。しかし現時点で我々は良い仕事ができているし、下部組織の若手を評価できた。戻ってきている選手たちは皆、いい状態だ。過去のシーズンとは違い、選手たちは準備できている状態で戻ってきている」と大きな問題がないことをアピールした。

懸念されているセンターバックを獲得するかという質問に対しては、「メンバーはもう確定している。バジェホが戻り、アラバは回復中だ。そして我々にはジョアン、ハコボ、ラウール(アセンシオ)という若いセンターバックがいる。皆が残留を臨んでいるので退団する選手はいない」とすでに今季のチームが出来上がっていることを訴えた。

クロース引退によるシステム変更の可能性については「縦へのプレーはクロースがチームにいた時に望んだものだ。もし素早く敵陣に入れば、相手に問題を引き起こすことができる。ベリンガムはペナルティーエリア内に侵入するクオリティーを持っているので、その近くでプレーすればするほどいい。また、我々にはモドリッチやチュアメニ、バルベルデなどもいる。何かは変わると思うが、それほど大きな変化はない。常にゲームをコントロールするという考えがある」と返答した。

新加入の18歳の若きブラジル代表FWエンドリッキについては「彼はとても若く、パワフルで、非常に速い。彼にとってエキサイティングな瞬間であることを考慮しなければならないので、多くを求めるつもりはない。明日は45分間プレーする予定だ。彼が我々と一緒にいてくれてうれしいよ」と言及していた。(高橋智行通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 Rマドリード・アンチェロッティ監督「退団する選手はいない」今季のメンバー決定を明言