日本対イスラエル 決勝ゴールを決めた細谷(中央)(ロイター)

現地時間8月2日にリヨンで行われるパリオリンピック(五輪)の男子サッカー準々決勝でスペインが日本と対戦することになったことを受け、スペイン紙アスは30日に日本代表を紹介した。

スペインは1次リーグC組で幸先良く2連勝を飾るも、大幅なローテーションを行った最終節エジプト戦を1-2で落として2位通過となり、D組3連勝で首位の日本と戦うことになった。

同紙はまず大岩監督について、「選手そして現在は監督として経験を積んでおり、自国で育っている才能を熟知している」と高く評価した。

続いて選手について、「日本には議論の余地のないスター選手は存在せず、個人よりも非常に完成されたブロックであることで際立っている」とチームワークが優れていると分析した。

そんな中、「チームの羅針盤でキャプテンを務める藤田は、前回のU-23アジアカップで最優秀選手賞に選ばれた後、中心的役割を果たすという点でより目立っている」と注目の選手に挙げた。

さらに、「ゴールを藤尾、三戸、山本が各2得点で均等に分け合い、細谷がイスラエルとの1次リーグ最終節で1ゴールを記録した。しかし、チームのプレーを作り出す役割を担っているのは、左サイドからフィニッシュワークの局面でチームメートと連係し、2アシストを記録してアシスト王に輝いている斉藤だ」と伝えた。

そして最後に、「2得点の三戸、2アシストの斉藤らの主役を務める選手たちがヨーロッパでプレーしていることは注目に値する。この2人は(昨季)オランダリーグのスパルタ・ロッテルダムで一緒にプレーしている」と締めくくった。(高橋智行通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【五輪代表】 スペイン紙が日本を分析「日本には議論の余地のないスター選手は存在せず…」