【なでしこ】「ゾーンに入ることができた」谷川萌々子が反響語る「1日でこんなに変わるんだ」
【ナント(フランス)29日=佐藤成】パリオリンピック(五輪)サッカー女子日本代表なでしこジャパンが、1次リーグ第3戦ナイジェリア戦に向けて調整した。
ブラジル戦での劇的な逆転勝ちから一夜明け、パリからナント入り。先発はリカバリー、それ以外のメンバーは約1時間トレーニングした。
ブラジル戦で1得点とPK獲得の大活躍をみせたMF谷川萌々子(19=ローゼンゴード)が反響の大きさを明かした。
改めて試合を振り返り、「小さい頃からの夢の舞台で、得点することができて、本当にうれしく思います」と初々しく喜んだ。LINEのメッセージは100件以上届いた。インスタグラムのフォロワーは「何千人か増えた」といい「1日でこんなに変わるんだっていう風に思いました」とかみしめた。
決勝弾となったロングシュートに関しては、父親から、「相手GKが前に出てくるから狙え」と助言をもらっていたといい、見事に実行。「ゾーンに入ることができていたので、本当にうまくやれた」。
フランスまで観戦に訪れた父親は若い頃にサッカーと野球をしていた程度だったという。試合後に写真を撮って「おめでとう」と祝福された。1試合目は出番がなかったが、両親の前で最高の恩返しとなった。「ここでしっかり見せていきたいなという思いが強かったので、ゴールを決めた後もお母さんとお父さんの元にいち早く行きましたし、感情が出たのかなという風に思います」と満足げに話した。