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<パリオリンピック(五輪)女子サッカー:カナダ2-1フランス>◇28日◇1次リーグA組◇サンテティエンヌ

カナダが、地元フランスに2-1で競り勝った。

初戦のニュージーランドにも2-1で勝ち、連勝スタートした。しかし勝ち点は0で、コロンビア、フランスに次ぐA組3位。なぜか…。

東京五輪優勝のカナダは大会前、スパイ行為が発覚して国際サッカー連盟(FIFA)から、パリ五輪での勝ち点6を削減するとの判定が下ったため。

ニュージーランドとの初戦の前に、相手の練習風景をドローンで撮影したことが発覚した。ジャスミン・ヘッドコーチとチーム同行の分析チームメンバーが逮捕される事件になった。事態を重くみたFIFAは、事実上1次リーグ敗退に値する、勝ち点6剥奪の裁定を出した。

しかし1位コロンビアと2位フランスが1勝1敗で、勝ち点3にとどまり、最終戦でカナダがコロンビアに勝てば、3連勝の勝ち点3となり、得失点差で2位以上が確保できるようになった。

フランス戦後、DFバネッサ・ジルは「みんな泣いた。選手みんなが仲間たちにエネルギーを与えたし、我々は決断力があった。人々は我々に“汚い”と言っているが、カナダを代表するという自負がある。我々は詐欺師ではない」と話した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【女子サッカー】2連勝のカナダが勝ち点0 最終戦で決勝Tへ望み スパイ行為で勝ち点6剥奪