4対4のU10サッカー全国大会を創設し会見する本田圭佑(2023年8月1日)

サッカーの日本代表として3度のFIFAワールドカップ(W杯)に出場した本田圭佑(38)がブータン1部の強豪パロFCと1試合限定で契約したことが29日、分かった。

1試合限定という異例の形で、2021年11月以来、約3年ぶりに選手として公式戦の場に戻ることになる。背番号は4。日本でプロになった本田にとって、ちょうど10カ国目のクラブとの契約となる。

パロFCの一員として、8月13日のAFCチャレンジリーグへの出場権を懸けたプレーオフ、チャーチ・ボーイズ・ユナイテッド(ネパール)との一戦に出場する契約だという。

アジア・サッカー連盟(AFC)主催の国際大会への出場を目指すブータンの強豪の1試合限定のまさに“必殺仕事人”的なオファーを受けて決断した。

本田は膝のけがなどもあり、長く無所属の状態が続いていた。所属クラブでの最後のプレーはリトアニアの競合スドゥバでの21年11月4日、Aリーグのザルギリス戦(ホーム)。ネパールのカトマンズで開催予定の一発勝負のこの試合に出場すれば、実に1013日ぶりとなる。

◆本田圭佑(ほんだ・けいすけ)1986年(昭61)6月13日、大阪府生まれ。摂津FC-G大阪ジュニアユース-石川・星稜高-名古屋-VVVフェンロ(オランダ)-CSKAモスクワ(ロシア)-ACミラン(イタリア)、パチューカ(メキシコ)やボタフォゴ(ブラジル)などでプレー。2008年北京五輪の日本代表。ワールドカップ(W杯)は2010年南アフリカ大会から、14年ブラジル大会、18年ロシア大会と3大会連続出場し2度の16強進出に貢献。全3大会で得点とアシストを記録。国際Aマッチ通算98試合37得点。W杯ロシア大会で、日本代表を退き、選手でありながら、カンボジア代表を実質的な監督として指揮した。起業家、投資家としても活動する。182センチ、74キロ。左利き。

◆本田の10カ国目 日本の名古屋グランパスでプロになりオランダ、ロシア、イタリア、メキシコ、オーストラリア、ブラジル、アゼルバイジャン、リトアニアに続いてちょうど10カ国目。自身の出身地を「アース(地球)」と表現したこともある本田らしいキャリア、選択となる。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 本田圭佑が1試合限定の異例の契約で選手としてピッチに戻る 10カ国目となるブータンの強豪