藤田譲瑠チマ(2024年7月24日撮影)

<パリオリンピック(五輪):サッカー・日本1-0マリ>◇27日◇男子1次リーグD組◇ボルドー競技場

【ボルドー(フランス)27日(日本時間28日)=佐藤成】男子日本代表がマリを破り、2連勝で準々決勝進出を決めた。年齢制限のないオーバーエージ(OA)を活用せず、23歳以下のメンバーで8強入りは初の快挙となった。

初戦に続いてMF藤田譲瑠チマ主将(22=シントトロイデン)が攻守にまばゆい輝きを放った。「すごくタフなゲームでしたし、自分たちの難しい時間帯長かったですけど、チームとしてもうまく耐えることできましたし、無失点で終えられて、勝ち切ることができてよかったかなと思います」と胸をなで下ろした。

初戦のパラグアイ戦に5-0で大勝。その翌日に選手だけでミーティングをした。中2日でフィジカル的にはかなりきつい部分があったが「次があるという考え方ではなくて、この試合で決めよう」と強く訴えて、士気を高めた。

前半はボールを保持した一方で、後半は押し込まれて耐える時間も長かった。それでもじれず、終盤にMF山本理仁(22=シントトロイデン)が長い距離を走って最後スライディングで詰めて決勝点を奪った。

「運動量だったり、高強度だというのは結成当初から常に言われてきたことですし、そういったものもうまく本番で出せた」と誇った。

23歳以下のメンバーだけで初めて準々決勝進出を成し遂げたが「自分たちの目標は常に優勝にあったんで、ベスト8入ることは目的ではなかった」とキッパリ。「そこで満足せず、またいい準備できたらいい」と緩み無く第3戦イスラエル戦を見据えた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【五輪代表】試合前々日の選手ミーティングで藤田譲瑠チマ主将が訴えた言葉とは?