ジョアン・フェリックス(2022年11月24日撮影)

プレミアリーグのアストンビラが、42年ぶりの欧州チャンピオンズリーグ(CL)挑戦に備え、A・マドリードFWジョアン・フェリックス(24)獲得を狙う。スペイン紙マルカが23日、報じた。

同紙によると、A・マドリードは今夏の移籍市場で29年まで契約の残るジョアン・フェリックス放出を望んでおり、選手の代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏に早急に移籍先を見つけるように要請しているという。その選択肢として古巣のベンフィカ・リスボンに加え、新たにウナイ・エメリ監督率いるアストンビラが浮上しているという。

アストンビラは今季、82-83シーズン以来、42年ぶりに出場の欧州CLとプレミアリーグを戦い抜ける戦力を得るため、金に糸目をつけずに着々と補強を進めている。同紙はそのターゲットになっているジョアン・フェリックスについて、ベストの移籍先になり得ると伝えている。

ジョアン・フェリックスは19年夏、A・マドリードがグリーズマンの後釜として、クラブ史上最高額の移籍金1億2700万ユーロ(約215億9000万円)で獲得した選手。しかし、サッカーに取り組む姿勢を度々指摘され、以前からシメオネ監督と確執があると言われてきた。

これまでチェルシーで半年間、バルセロナで1年間、期限付き移籍でプレーしているが、どちらも成功を収められていない。また、先の欧州選手権準々決勝フランス戦ではPK戦で失敗し、ポルトガル代表の敗退につながった。(高橋智行通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 42年ぶり欧州CL出場アストンビラがポルトガル代表FWジョアン・フェリックス獲得狙う