取材に応じるC大阪OBの大久保嘉人さん

セレッソ大阪は20日、大阪市のヨドコウ桜スタジアムで「クラブ設立30周年記念スペシャルマッチ」と題し、クラブOBらによるイベント試合(12分ハーフ)を実施した。

同日夜のC大阪-アルビレックス新潟のJ1リーグ戦の前座として行われた。

元日本代表FWの西沢明訓さん(48)がC大阪OBチームの監督を、対戦相手となった芸能人らのチームはお笑いコンビ・見取り図の盛山晋太郎(38)が監督を務めた。

試合はC大阪OBチームが後半9分、元日本代表FWの大久保嘉人さん(42)の右足での決勝点で、1-0と勝利した。

191ゴールでJ1通算最多得点記録を持ち、21年限りで現役を引退した大久保さんは、相変わらずの決定力でヒーローに。「同窓会みたいで、入団した頃の仲間に会えてうれしかった。気持ちよかった」と振り返った。

C大阪の森島寛晃社長(52)は、現役時代と同じ背番号8で出場したものの、シュート2本を外し、1点リードで迎えた後半終了間際にはダメ押し点になるはずのPKを外し、仲間に平謝り。

「大事なところでやってしまった。ゴールが今日は小さく見えた。色気を出して(PKを決めた後に、飛行機)ポーズをすることを考えてしまった(笑い)」

監督を務めた西沢さんは、仲間と数分間だけプレーし「みんな年を取ったなあ」と苦笑いしつつ「みんなが歴史を積み上げたから30周年がある。これを40、50年と続けていければ」とエール。

C大阪のJリーグ昇格1年目に入団した元DFの蔵田茂樹さん(52)は「ピッチの中から見る景色は、選手しか味わえない。懐かしいなと思った。C大阪はどんどん大きなクラブになっている。森島社長の努力があり、花が咲いているのかなと思う」と、同学年の旧友を称賛した。

蔵田さんは現在、東京・中野区の堀越高で保健体育の教諭を務め、サッカー部コーチとしても全国高校選手権出場に導くなど、活躍している。

「デカモリシ」の愛称で人気のあった元日本代表FWの森島康仁さん(36)は「みんなで集まれて、めっちゃよかった」と喜んだ。

元MFの内田利広さん(51)は「森島社長がいて、みんなが集まってきた。OBとしてうれしいイベントでした」。内田さんは現在、長崎・雲仙市の国見支所勤務で、母校国見高でコーチも務めている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【C大阪】OBマッチに森島寛晃さん、西沢明訓さんら集結 大久保嘉人さんが決勝ゴール決める