松村優太(2023年11月24日撮影)

東京ヴェルディが、鹿島アントラーズからU-23(23歳以下)日本代表MF松村優太(23)を来年1月末までの期限付き移籍で獲得することが決定的となった。

20日、両クラブ間で合意に達していることが分かった。近く発表される見通し。

パリ五輪世代の松村は、フランスで活動中の五輪代表からは漏れたが、6月の同代表の米国遠征に参加するなど世代屈指のアタッカーとして注目されてきた。

ただ、鹿島ではチーム構想にフィットせず、今季ここまでリーグ7試合の出場で、先発はなかった。

東京Vは16年ぶりのJ1にあって20日の第24節にも勝ち、ここまで9位と健闘している。しかし下位との勝ち点差も詰まっており、目標のJ1残留を確実なものにするため、強い個性が求められていた。

攻撃の主力となるFW木村、染野、MF山田楓、山見らはすべてレンタル組。城福監督らスタッフの指導のもと、全体練習とは別に「エクストラ」と呼ばれる特訓で持ち味に磨きをかけており、若手が成長できる環境がある。その成果もあって山田楓はパリ五輪にバックアップメンバーとして同行している。

松村も静岡学園高時代から高い技術と力強い突破には定評があり、新たな環境で飛躍が期待される。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【東京V】鹿島からU-23日本代表MF松村優太を1月末までの期限付き移籍で獲得へ