【新潟】松田詠太郎が宣言通りのJ1初ゴール「ホッとしている」C大阪に競り勝ち3戦ぶり白星
<明治安田J1:C大阪1-2新潟>◇第24節◇20日◇ヨドコウ
アルビレックス新潟はアウェーでセレッソ大阪を2-1で破り、3試合ぶりに白星を手にした。前半36分にMF松田詠太郎(23)の左足弾で先制すると、後半2分に今季加入のFW小野裕二(31)が新潟での初ゴールを決めた。
松田は“宣言通り”のJ1初ゴール。今週初めのゲーム形式の練習で左足でゴールを重ねていた背番号22は「次で(初得点)取ります」と好感触をつかんでいた。
全体練習後はDF舞行龍ジェームズ(35)、DFトーマス・デン(27)から助言も受け、自身の強みを再確認。「シュートを打てる位置には入り込めている。チャンスが来たら確実に仕留めたい」。磨き続ける利き足と逆の左足で結果を出し、笑顔を輝かせた。
前節13日のFC東京戦(0-2)から先発4人を変更。左眼窩(がんか)底骨折から戻ったMF宮本英治(25)は13試合ぶりに先発復帰し、攻守で存在感を発揮した。松橋力蔵監督(55)が「相手にとって、一番の脅威になる選択をすることが必要」と攻撃のポイントを挙げた通りの内容。選手たちは長短のパスに、個人技を織り交ぜながら次々とチャンスを作り出し優位にゲームを運んだ。【小林忠】
▼MF松田(今季初得点)「正直、ホッとしている。自分のゴールで勝利に貢献できて良かった。ここから数字(得点)を積み上げていきたい」
▼松橋監督(勝利に)「本当に選手が最後まで勝利のために戦った。ただ、最後の失点はもったいない。このような戦いを続けていては勝ち点を逃す。守備を磨くとともに、これからもチャンスをゴールにたたき込む執着を強く持って練習していく」