名古屋戦に向けたオンライン取材に応じる神戸DFマテウス・トゥーレル(C)VISSEL KOBE

ヴィッセル神戸のDFマテウス・トゥーレル(25)が、20日の名古屋グランパス戦(ノエスタ)でのシャットアウト宣言した。

13日の北海道コンサドーレ札幌戦では、20位相手にドロー。首位のFC町田ゼルビアとの勝ち点差が「8」に広がったこともあり、Mトゥーレルは「札幌戦は勝たなければいけなかった。ここから先は勝ち続けていかないと、目的に到達できない。名古屋はクオリティーが高いチームで難しい試合になると思うが、全てを出してポジティブな結果を取りにいく」と力強く話した。

今季ここまで累積警告による出場停止の1試合をのぞく22試合に先発出場してきたブラジル人DFには、吉田孝行監督(47)も絶大な信頼を置いている。「Jリーグでもトップレベルの選手だと思うし、スピードもあるし体も強いし、個で何とかする力も持っている。スライドが遅れても、個人で止める能力を持っている頼もしい存在」。神戸はチームとしての連動した守備を大切にするが、周囲のミスまでカバーできる能力の高さを指揮官は絶賛する。

空中戦や地上戦での体の強さが目立つMトゥーレルだが、スピードの速さも見逃せない。今季はトップスピードで35・3キロを記録。リーグ3位となる数字も残している。同じ35・3キロのMF久保藤次郎(25)や35・0キロで同10位のFW永井謙佑(35)らスピードある選手がいる名古屋に対しても、完封に自信をみせる。「対戦したことがあるし、映像でも見て、名古屋のスピードはわかっている。(守備側は)リアクションになるので、相手が速ければ速いほど不利にはなるが、やらせないようにしたい」。25歳の実力者は、相手のスピードを封じ、チームに勝ち点3をもたらすことを約束した。【永田淳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【神戸】マテウス・トゥーレル速さで名古屋封じる「スピードはわかっている。やらせないように」