川崎F対C大阪 記念写真するC大阪西尾(右)と川崎F高井(撮影・井上学)

<明治安田J1:川崎F1-1C大阪>◇第23節◇14日◇U等々力

セレッソ大阪は、川崎フロンターレに追いついて勝ち点1を手にし、9試合不敗となった。

パリオリンピック(五輪)日本代表DF西尾隆矢(23)は、川崎FのMFマルシーニョのスピードに翻弄(ほんろう)され1失点は喫したが、追加点を許さなかった。「速かったので、対応は苦労しましたが、自分にとっていい経験。ああいう選手をしっかり抑えられるようになれば、自分の価値もあがる。今日はやられまくりましたけど、またいつかリベンジしたい」と振り返った。

15日にパリへ出発する。五輪のアジア最終予選を兼ねたU-23アジア杯カタール大会は、初戦で肘打ちによる一発退場を経験した。「あのレッドカードの日の当日は悔しさと情けなさと…。でも翌日から気持ちを切り替えて、やったことを受け止めて、基本的には切り替えていた」と振り返る。取材エリアでは、A代表で一緒になったことがある川崎フロンターレの主将MF脇坂泰斗から「退場しないように」と冗談交じりのエールを受けた。「周りの方々、応援してくれる方の言葉が救ってくれる。小さい頃から、ミスした後のリバウンドメンタリティーは父親やコーチから言われてきた。サッカーでコツコツやるしかない」。

パリの舞台で再び戦うことに「アジア杯で不完全燃焼で終わったリベンジの場をいただけた。チャンスに感謝し、セレッソ代表として活躍した姿を見せないといけない」と前を向いた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【C大阪】五輪代表DF西尾隆矢、パリで雪辱誓う 川崎F脇坂から「退場するなよ」と辛口エール