フィギュアスケート男子で五輪連覇を達成し、昨年プロに転向した羽生結弦さんが、東日本大震災から12年となる3月に地元の宮城県で開催されるアイスショーに出演すると、9日発表された。3月10~12日に宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで3公演が行われ、羽生さんが座長を務める。 仙台市出身の羽生さんは高校1年の時、市内のアイスリンクで練習中に被災した。羽生さんは「プロになったからこそ、大切な日に演技がやっとできるなという気持ちがある。3月11日じゃないと届けられない気持ちとか、3月11日だからこそ思っていただける気持ち、受け取り方があると思う。すごく大切に大切に演技していきたい」とコメントを寄せた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕羽生結弦さん