プロ野球で日本選手最多を更新するシーズン56本塁打を放ったヤクルトの村上宗隆内野手(22)が28日、熊本県庁で蒲島郁夫知事から県民栄誉賞を贈られた。村上は熊本市出身。「素晴らしい賞を頂き、大変光栄に思う」と話した。 村上は史上最年少の三冠王獲得やプロ野球新記録となる5打席連続本塁打なども達成。贈呈式では人気キャラクターくまモンからもオリジナルの金メダルを贈られ、首に掛けてもらい笑顔を見せた。村上は手形も取り、来年度から県庁のロビーで掲示される予定。 村上は記者団の取材に応じ「やってきたトレーニングを理解しながらできるようになってきた」と今年を振り返った。「プロ野球が開催できる新球場や設備を造ってほしい」と、県への要望も述べた。 蒲島知事は「『村神様』の降臨を楽しみにしていた。大活躍が多くの県民に感動を与えるとともに、大きな誇りとなっている」とたたえた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕熊本県民栄誉賞の贈呈式で手形を取り、撮影に応じるヤクルトの村上宗隆選手(左)、蒲島郁夫知事(中央)=28日、熊本県庁