11月の九州場所で初賜杯を抱いた阿炎は東京都江東区の錣山部屋でリモート会見に臨み、初場所に向け、「優勝は優勝として、自分の中で切り替えている」と冷静に先を見据えた。 東前頭3枚目に番付を戻し、「やることは変わらないので、相撲のことだけを考えてやっていきたい」と気を引き締める。目標だった優勝は果たしたが、一番の夢は「師匠(元関脇寺尾)を超えること」。自身の最高位は関脇。さらに上の番付を目指すだけでなく、「裏表がない大きな人。師匠のように慕われる人になりたい」と精神面での成長も誓った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕大相撲初場所への意気込みを語った阿炎=26日午前、東京都江東区(日本相撲協会提供)