ボクシングのパリ五輪除外も＝国際競技団体を批判―ＩＯＣ

　国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）は２２日、国際ボクシング協会（ＩＢＡ）がロシア国営企業ガスプロムとのスポンサー契約を延長したことなどを理由に、２０２４年パリ五輪でボクシングを除外する可能性があることを明らかにした。広報担当者が「パリ五輪での除外を含めて考慮しなければならないかもしれない」と述べた。ロイター通信が伝えた。 　ＩＯＣは不明朗な組織運営などを問題視してロシアのクレムレフ氏が会長を務めるＩＢＡに資格停止処分を科しており、今月には処分の継続を発表した。パリ五輪の競技運営や予選はＩＢＡの管理下で行わないことを決定済みで、２８年ロサンゼルス五輪での実施も保留している。ＩＯＣ広報担当者は２２日、ガスプロムとの契約には以前から懸念を示してきたとして、「ＩＢＡはボクシングというスポーツや選手に何の関心もなく、自分たちの権力にしか興味がない」と批判した。　（時事）【時事通信社】