第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(来年1月2、3日)に出場する駒大が15日、オンラインで記者会見した。出雲駅伝、全日本大学駅伝とのシーズン3冠に向け、大八木弘明監督は「昨季よりもスピード、持久力を強化してきた。しっかり戦いたい」と意気込んだ。 今夏の世界選手権1万メートル代表でエースの田沢廉は「下りや平たんの方が適性がある」と3区を希望。東京国際大のイエゴン・ビンセントが持つ区間記録の更新を目指し、「他を寄せ付けない走りをしたい」と力を込めた。 前回総合優勝した青学大は、大学のキャンパスで行われた壮行会に出席。原晋監督は「前回と同じ気象条件であれば、それ以上の(タイムを出せる)力がついている」。箱根連覇へ自信をのぞかせつつ、「相手は駒大。1分半以上離れると危険」と気を引き締めた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕11月の全日本大学駅伝で優勝し、胴上げされる駒大の大八木弘明監督(上)=同月6日、三重県伊勢市 〔写真説明〕箱根駅伝の壮行会で撮影に応じる青学大の原晋監督(前列右から2人目)と選手ら=15日、東京都渋谷区