コスタリカの守護神、ナバスが日本に立ちはだかった。最大のピンチは1点リードの終盤にサイドを三笘にえぐられた場面。体勢を崩しながらも、鎌田のシュートを足ではじき返した。7ゴールを許してうなだれていたスペイン戦の姿はなかった。  2014年ブラジル大会で8強入りの原動力となり、自身はその後、名門レアル・マドリード(スペイン)で活躍。19年から在籍するパリ・サンジェルマン(フランス)で今季は公式戦の出場がなく、腰を痛めていたとの情報もあったが、健在ぶりを示した。  大会直前に予定していたイラクとの強化試合が急きょ中止になり、代表で最後にプレーしたのは6月の大陸間プレーオフまでさかのぼる。「大会前にプレーしておきたかった事実は隠せないが、違うモチベーションがある。最後まで戦うつもりだ」。開幕前の意気込み通り、崖っぷちの母国を救った。 (アルラヤン時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕後半、ゴール前の混戦でボールをキャッチするコスタリカのGKナバス(中央)=27日、アルラヤン
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 立ちはだかったナバス=コスタリカ救う―W杯サッカー