一歩も引かず、勇敢に戦った。韓国は古豪ウルグアイ相手に価値あるドロー発進。10大会連続出場の節目を、手応えのある内容で滑り出した。 ベント監督は「前半はいいパフォーマンスだった」。丁寧にパスをつなぎ、ボールを保持。アンカーの鄭又栄が下がり、サイドバック(SB)が高い位置に攻め上がる。ペースをつかんだ。 最大のチャンスは30分すぎ。ゴール前、フリーで右SB金文煥からのパスを受けたのは2018年にJ1のG大阪で16得点を挙げた黄義助。シュートを枠の上へ外し、頭を抱えた。 フィジカルが強い相手との球際の競り合いでもほぼ互角。終盤こそ運動量が落ちて守勢を強いられたが、集中力を維持して最後までゴールを許さなかった。指揮官は「チームは相手を恐れなかった。練習通りにプレーしたらいいという自信があった」と誇らしげだった。 同じアジア勢のサウジアラビア、日本が優勝経験国を破る波乱が続いた。それに続くことはできなかったものの健闘。スタジアムを後にする選手の表情は明るかった。 (アルラヤン時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕前半、競り合うウルグアイのスアレス(右)と韓国の黄義助=24日、アルラヤン