トランポリンの世界選手権女子個人で3年ぶり2度目の金メダルに輝いた森ひかる(TOKIOインカラミ)ら日本勢が21日、羽田空港着の飛行機で帰国した。女子シンクロナイズドの金、同団体の銅を合わせて三つのメダルを首から下げた森は、「まさかもう一度、この景色が見られるとは思っていなかった。失敗があったからこそ結果につながった」と振り返った。 森は金メダルを狙った昨年の東京五輪で予選落ち。その後は一時、競技から離れるなど苦労を味わった。2年後のパリ五輪での活躍が期待されるが、今後については「全然分からない。時間がたった時に、自分が思うように進んでいきたい」と話すにとどめた。 日本体操協会の山本宜史専務理事は、森が練習量の少なさに不安を抱えていることを明かし、「それ(練習環境)が整えば再びエンジンがかかると思う。パリまでやりたい気持ちもあると思うし、エースなので引っ張っていってもらいたい」と語った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕トランポリンの世界選手権で獲得したメダルを手に笑顔を見せる森ひかる(左から2人目)ら日本選手=21日、羽田空港