6日まで英リバプールで行われた体操の世界選手権に出場した日本選手団が8日、羽田空港着の航空機で帰国し、種目別の女子平均台で日本女子最年少の18歳2カ月で優勝した渡部葉月(中京ジムナスティックク)は、「金メダルを取れるとも、種目別決勝に残れるとも思っていなかった。驚きもあるけれど、とてもうれしい」と本音を口にした。 もともとは補欠だったが、けが人が出たため繰り上がりで代表入りを果たし、チャンスを物にした。「次は最初から正メンバーに入れるように、個人総合でも世界で戦えるような選手になれるように頑張りたい」と目標を掲げた。 男子個人総合の金や団体の銀など四つのメダルを首から下げた橋本大輝(順大)は、「出場した種目全てでメダルを取ったのでやり切った感じはする。あとは団体金を取れるように頑張りたい」と語った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕世界体操を終えて帰国した種目別女子平均台で金メダルの渡部葉月=8日午後、羽田空港 〔写真説明〕世界体操から帰国し、4個のメダルを首から掛けて取材に応じる橋本大輝=8日午後、羽田空港