両膝のけがで大相撲秋場所を途中休場し、10月に内視鏡による手術を受けた横綱照ノ富士(30)は7日、報道陣の代表取材に応じ、九州場所(13日初日、福岡国際センター)について「こんな状況だから無理ではないか。親方と話して決める」と述べ、休場することを示唆した。 稽古場で体を動かしてはいるものの、松葉づえを使わず歩けるようになったばかりだという。秋場所後に開かれた横綱審議委員会の定例会合では、本場所を休場してでも、療養に努めるべきだとの意見が出た。伝え聞いた照ノ富士は「肩に乗っている重みが少し取れた。そう考えてくれているなら、もう一回頑張るチャンスかな」と話した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕照ノ富士