ノルディックスキー複合で五輪2大会連続団体金メダルなどの実績を持つ河野孝典氏(53)が、全日本スキー連盟の新たな理事候補に挙がっていることが21日、関係者の話で分かった。 22日の評議員会で理事に決まれば、強化トップに当たる競技本部長候補との見方がある。会長や競技本部長らは評議員会後の理事会で決まる予定。 長野県出身の河野氏は1990年代に複合の日本黄金期を担い、92年アルベールビル五輪と94年リレハンメル五輪で団体連覇。94年は個人でも銀メダルを獲得した。引退後、2006年から今年まで日本代表ヘッドコーチを務め、2月の北京五輪まで3大会連続メダリストの渡部暁斗(北野建設)らを指導した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕河野孝典氏 〔写真説明〕1994年リレハンメル五輪のノルディックスキー複合個人後半距離、2位でゴールする河野孝典=同年2月、ノルウェー・リレハンメル