楽天とロッテが1位指名で重複し、抽選で楽天が交渉権を勝ち取った立大の荘司は「先にまさか千葉ロッテさんに呼ばれるとは思っていなかった。高く評価してもらえていることに喜びを感じる」。両親には電話で、結果を報告するとともに感謝を伝えた。 188センチの長身から投げ込まれる150キロ台中盤の直球が大きな武器。新潟明訓高時代に甲子園出場はなく、大学進学後も肩のけがに苦しんだ。完治後に頭角を現し始め、徐々に評価を高めてきた。 プロの世界に向けて「相手を圧倒して点を取らせないことが投手の役割。『荘司は点を取られない』というイメージを持ってほしい」と意気込む。「楽天のエースと言えば田中将大投手。次ぐ存在になれれば」と目標を口にした。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕楽天に1位指名され、笑顔で記者会見する立大の荘司康誠投手=20日、埼玉県新座市