新体操日本代表「フェアリージャパンPOLA」が20日、戦火を逃れて群馬県高崎市に滞在しているウクライナ選手との合同練習を高崎アリーナで公開した。フープやボールを使って技を教え合い、笑い声も起こるなど和やかな雰囲気。団体主将の鈴木歩佳(ミキハウス)は「笑顔で練習しているのを見ると私たちも頑張ろうと思える。勇気をもらえる」と話した。 ウクライナの選手、コーチら29人は高崎市の支援を受けて5日に来日。母国がロシアによる侵攻を受ける中、落ち着いた環境で練習に励んでいる。日本チームからお菓子を贈られ、選手の一人は「今の状況は大変だけど、一緒に練習できてうれしかった」と応じた。 23日まで行われるイオン・カップ世界クラブ選手権(東京体育館)に出場する選手もおり、一行は26日に帰国の途に就く予定。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕合同練習を終え、記念撮影する新体操日本代表「フェアリージャパンPOLA」とウクライナ新体操チーム=20日、群馬・高崎アリーナ 〔写真説明〕合同練習する日本とウクライナの新体操代表選手ら=20日、群馬・高崎アリーナ