記念すべき初の世界選手権で、山本が日本勢唯一のメダルを手にした。フリースタイル決勝の出だしで段差を使った連続宙返り技を決めると、演技後は感極まって涙。銀メダルを首から下げ、「満点の演技。やりたいことが全部できて、ほっとした」と感慨に浸った。  パルクールがほとんど知られていなかった8年前、ウェブCMで「忍者女子高生」として泉ひかりとともにスタント役で出演。動画は1000万回以上も再生され、競技の認知度向上に貢献した。  2028年ロサンゼルス五輪での実施競技入りが期待されるが、競技としてはまだ黎明(れいめい)期。山本は「大人の女性でも楽しく始められる。それを伝えていければ」と、さらなる普及を願った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕パルクール世界選手権、女子フリースタイル決勝の山本華歩=16日、東京・有明アーバンスポーツパーク
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 元「忍者女子高生」が涙=世界パルクール