阪神の矢野燿大監督は15日、大阪市の阪神電鉄本社で退任に当たって記者会見し「やり切った。リーグ優勝も日本一もできなかった悔しさも持ち合わせているが、いいチームはつくれたかなと思っている」と采配を振った4年間を振り返った。  1年目の2019年から3位、2位、2位、3位と4年連続でAクラス入り。世代交代を進めながら、投手力と足を使った攻撃を強みとするチームをつくった。キャンプイン前日に今季限りでの退任を表明したことについては「チームにとっていいと(思って)発表したが、結果的にそれがスタートでつまずく原因になった可能性もある。迷惑を掛けてしまった」。  今後については「子どもたちを笑顔にしていくのも僕の大きな夢。また挑戦していきたい」と声を詰まらせながら話した。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 いいチームつくれた=矢野監督が退任会見―プロ野球・阪神