磐田のルーキー古川が、途中出場で大きな仕事をした。後半39分、カウンターでつないだパスを受け、振り向きざまに右足で蹴り込んだ。J1初ゴールに「入った瞬間は時間が止まった感じ。サッカー人生の中でも最高の瞬間」と言葉に実感を込めた。 静岡学園高時代は主力として活躍した19歳。チームは依然としてJ2自動降格圏に沈むものの、8試合ぶりの白星で貴重な勝ち点3をもたらした。次戦は同じく残留へ瀬戸際に立たされている清水との「静岡ダービー」。「天王山になると思う。チーム一丸で頑張りたい」と力を込めた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕後半、先制ゴールを決める磐田の古川(左)=12日、日産スタジアム