もう一試合も落とせない正念場。巨人の原監督は、2点を追う三回に迷わず赤星に代打を送った。1勝をもぎ取りにいく強い意思表示。若林は倒れたものの、連打から丸の二塁打、続く中田の遊ゴロに敵失も絡み、この回逆転に成功した。  ここからは細かい継投。今村が試合を落ち着かせるなど、救援5投手が奮闘を見せた。耐える展開の中で岡本和は、1点差に迫られた直後の六回裏に左中間席へ29号ソロ。長い不振から脱して、9月の打率は3割8分をマークし、「やっといいものが出てきた。チームのために打ちたい」と借りを返す覚悟を示す。  シーズン序盤は首位に立ちながら、中盤から急失速。8月に中田が4番に座って打線が息を吹き返し、菅野の復調もあった。原監督は「今年はしびれるゲームが多い。慣れているわけではないが、よかった」。この日の1点差勝利に胸をなで下ろした。  秋を迎え、ようやくチームは上向いた。監督は「苦しいペナントだが、まだ7試合ある。最後の最後まで戦い抜く」。逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出は譲れない。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕3回、適時二塁打を放つ巨人の丸=20日、東京ドーム 〔写真説明〕本拠地最終戦で勝利を収め、選手をねぎらう巨人の原監督(左から2人目)=20日、東京ドーム
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 正念場で投打一丸=巨人、譲れぬ逆転CS―プロ野球 」