日本ハムの加藤がゴロの山を築き、今季2度目の完封をマークした。「打たせて取るのが自分のスタイル。ストライク先行でいけた」と胸を張った。 八回は2死一、三塁のピンチを招いたが、138キロの直球で安田を投ゴロに仕留めた。緩い変化球を意識させて、詰まらせた投球術が光った。志願して九回もマウンドに上がり、あっさりと3人で片付けた。 今季は安定感抜群の7年目左腕。防御率は2.00とし、1点台が見えてきた。規定投球回まではあと3回3分の1。次回に向け「イニングのことは関係なく、調整してしっかり投げたい」と気を引き締めた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕完封勝利を喜ぶ日本ハムの加藤(左)と宇佐見捕手=19日、札幌ドーム