8試合白星から遠ざかり、自動降格圏の17位に沈んでいた福岡。クロス性のボールがゴールに吸い込まれる不運な形で清水に先制された。 悪い流れを変えたのは、得点力アップへ課題としてきたセットプレー。前半36分、中央左寄りで獲得したFKを中村が壁越えに直接決めた。J1初ゴールに「思い通りに蹴れた」。さらに同42分の左CKからも、遠いサイドで山岸がこぼれ球を押し込み逆転した。 後半早々に山岸が決めてリードを広げたが、同15分にPKを決められて再び1点差に。その後はクロスの嵐を浴び、終盤にはCKからのシュートをGK村上が足で好セーブ。10分近いロスタイムも耐え切った。 今夏、新型コロナウイルス集団感染に見舞われ、復帰後もコンディションが整わない選手も多かった。長谷部監督は「攻守にわたってよく走った」と選手をねぎらった。 シーズン終盤になって今季初の逆転勝利。「チームが自信を取り戻す試合になった」と中村。残り4試合への活力になる。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕前半、福岡の中村(右手前)がFKで同点ゴールを決める=17日、ベススタ 〔写真説明〕後半、ゴールを決めた福岡の山岸(右)=17日、ベススタ