15年近く世界のトップに君臨するストライカーも37歳。ポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナルド(マンチェスター・ユナイテッド)の輝かしいキャリアにおいて、まだ手にしていないワールドカップ(W杯)制覇はまさに悲願となる。  本戦切符をつかむまでの道のりは険しかった。引き分けでも出場が決まった欧州予選最終節で、セルビアに逆転負け。自身は不発に終わったものの、プレーオフ2試合を勝ち抜き「われわれのいるべき場所だ」とSNSで喜びをつづった。年齢を考えれば、今回が最後のW杯になるかもしれない。  過去4度のW杯で7得点。前回ロシア大会はスペインとの1次リーグ初戦で大会史上最年長でのハットトリックを達成し、計4得点を挙げた。強靱(きょうじん)な肉体は衰えず、多彩な得点パターンと卓越した決定力は健在だ。史上最多を誇る国際Aマッチ通算117得点(8月末時点)を誇り、カタール大会では史上初となる5大会連続ゴールの偉業に挑む。  今年4月、生まれたばかりの男女の双子のうち、息子が死去したことを公表した。「親としてこの上ない悲しみ」と心境を吐露。リーグ復帰戦ではゴールを決め、天を指さした。  深い悲しみを乗り越えて臨むW杯。過去4大会で優勝に最も近づいたのは初出場した2006年ドイツ大会の4位。以降は16強の壁を越えられていない。個人で数々の栄誉をつかんだエースは、集大成の大舞台でチームに初の栄光をもたらせるか。 (時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕欧州予選プレーオフC組の1回戦、トルコに勝利しサポーターの声援に応えるポルトガルのロナルド=3月24日、ポルトガル・ポルト(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ロナルド、悲願へ集大成=史上初5大会連発狙う―W杯カタールの主役 」