試合終了間際、横浜Mのアンデルソンロペスが左足で合わせたシュートは無情にもクロスバーを直撃した。終盤の猛攻も実らず、終了の笛。勝ち点2を失う結果にマスカット監督は「選手もスタッフもものすごく悔しい」と振り返った。 リーグ戦は約1カ月ぶりで、最後の試合からも2週間以上間隔が空いた。立ち上がりはややぎこちなさがあったものの、徐々にリズムをつかんで2点リードで折り返し。しかし後半は受け身に回り、今季課題にしているセットプレーで2失点。同点とされた場面では人数の手薄な遠いサイドを狙われ、高丘は「GKの自分が指示していれば食い止められた」と悔やんだ。 7月まで好調だったが、8月はルヴァン杯とACLで敗退するなど公式戦4戦全敗。試合消化数の関係で暫定ながら首位の座も明け渡していた。悪い流れを断ち切り、仕切り直すためにも白星がほしかった。 「4連敗した内容に比べれば前向き」と岩田は努めて切り替えた。中3日で、次は川崎を破った湘南戦が待つ。状況を変えるには、勝ち点3が必要だ。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕F東京と引き分けた横浜M=3日、味スタ