【ロンドン時事】サッカーのスコットランド・プレミアリーグで、セルティックの日本代表FW古橋亨梧の勢いが止まらない。28日に敵地でのダンディー・ユナイテッド戦で3ゴール1アシストと活躍。今季リーグ戦5試合で6ゴールと量産し、得点ランキングの首位に浮上した。 28日の試合は前半15分に左からパスを受け、GKとの1対1を制して4戦連続得点となる先制ゴール。40分にはミドルシュートをたたき込み、ロスタイムにも加点して前半だけで圧巻のハットトリックを達成した。 クラブの公式動画で「ここ数試合は1点で止まっていた。3点を取ることができて、一つ皮がむけたんじゃないかと思う」。9―0の大勝に大きく貢献し、胸を張った。 今季は持ち味である相手の背後に抜け出す動きだけでなく、「前にタイミング良く入っていく動きをもっと磨いていかないといけない」と意識して好結果につながっている。ゴール前での冷静さと決定力が際立ち、昨季の公式戦20得点を超えるという目標に向けて順調に歩みを進めている。 9月の欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ初戦では王者レアル・マドリード(スペイン)に挑む。「いろんなことが先にあるが、まずは目の前の試合でやるべきことをやり続けられれば。サッカーを楽しんで頑張りたい」。11月開幕のワールドカップ(W杯)を控え、心身ともに充実ぶりがうかがえる。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕サッカーのスコットランド・プレミアリーグ、アバディーン戦で競り合うセルティックの古橋(中央左)=7月31日、英グラスゴー(ロイター時事)