大相撲秋場所(9月11日初日、東京・両国国技館)の新番付で新入幕を果たした平戸海が29日、東京都足立区の境川部屋でリモート会見に臨み、「入門した時に幕内の稽古を見て、本当にここまで上がれるのかと思っていた。その舞台に立つことができてうれしい」と喜んだ。 最近は少なくなった「中卒たたき上げ」。師匠の境川親方(元小結両国)は「古風でいちず。親孝行したい気持ちを今もずっと持ち続けているのがいい」と同郷・長崎県出身の弟子の魅力を語る。 178センチ、139キロと大柄ではないが、真っ向勝負が身上。平戸海は「小さくても、大きい相手を押せるところを見せたい」と大暴れを誓った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕新入幕を果たして番付表の自身のしこ名を指さす平戸海(右)と、師匠の境川親方=29日、東京都足立区(日本相撲協会提供)