プロボクシングの東洋太平洋(OPBF)スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦は26日、東京・後楽園ホールで行われ、挑戦者の武居由樹(大橋)がチャンピオンのペテ・アポリナル(フィリピン)を5回2分7秒TKOで破り、王座を奪取した。26歳の武居は元キックボクサーで、K―1でも活躍。ボクシング転向後、2021年にプロデビュー。5戦目でタイトル獲得となった。 武居は強烈なフックのほか、ボディーにもパンチを見舞って一方的な展開に持ち込んだ。2回に2度、4回に1度ダウンを奪い、5回に有効打を浴びせるとレフェリーが試合を止めた。リング上でのインタビューでは「もっと強い相手と戦って、いつかは世界チャンピオンになる」と力強く語った。 武居の戦績は5戦全勝(5KO)。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕プロボクシングの東洋太平洋(OPBF)スーパーバンタム級王座を奪取した武居由樹=26日、東京・後楽園ホール