浦和の松尾が貴重な先制点をもたらした。開始早々、右サイド深くのスローイン。絶妙なタイミングで抜け出した酒井の速いクロスに走り込み、押し込んだ。歓喜の雄たけびを上げながらガッツポーズ。仲間と抱き合って喜んだ。 本来はサイドアタッカーだが、1トップで起用された。決勝トーナメントに入ってからゴールがなかったが「最近攻撃のバリエーションが増え、いい形が増えてきた」と手応えを口にしていた。埼玉出身で浦和の下部組織育ち。仙台大、横浜Cを経て戻ってきた「ホーム」の声援を受け、チームを勢いづけた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕前半、先制ゴールを決め、喜ぶ浦和の松尾=25日、埼玉スタジアム