ロッテの井上が一振りで待望の勝ち越し点をもたらした。七回2死一、二塁。前打席で三振を喫した隅田の直球に狙いを絞った。初球に来た148キロを振り抜き、左中間を破る2点二塁打。「自信がある球が来ると思った。自分のスイングができた」と納得した。 七回表の守備では、無死一塁で右翼の福田秀がフェンスにぶつかりながら好捕し、二塁への中継プレーで併殺を完成。相手に傾きかけた流れを引き戻すプレーに、井上は「絶対勝とうと思った。その姿が良い影響を与えてくれた」。しっかりと仲間のガッツに応えた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕7回、勝ち越しの2点二塁打を放つロッテの井上=24日、ゾゾマリン